Japanese
English
臨床報告・1
ビノレルビン・トラスツズマブを併用投与したアンスラサイクリン・タキサン抵抗性の再発乳癌4例の検討
4 cases report of recurrent breast cancer performed vinorelbine and trastuzumab-combined therapy because of tolerance to anthracycline and taxane
久保 秀文
1
,
北原 正博
1
,
多田 耕輔
1
,
宮原 誠
1
,
長谷川 博康
1
Hidefumi KUBO
1
1社会保険徳山中央病院外科
キーワード:
ビノレルビン・ハーセプチン療法
,
進行再発乳癌
,
アンスラサイクリン/タキサン抵抗性
Keyword:
ビノレルビン・ハーセプチン療法
,
進行再発乳癌
,
アンスラサイクリン/タキサン抵抗性
pp.845-850
発行日 2009年6月20日
Published Date 2009/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102606
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
ビノレルビンは手術不能または再発乳癌に対して2005年5月に承認された.欧米ではfirst-lineとしても使用され,単剤で41~50%の奏効率が報告されている1,2).わが国では現在のところ,進行再発乳癌に対してアンスラサイクリン系薬剤,タキサン系薬剤に続くthird-line以降として使用されている.今回われわれは,アンスラサイクリン・タキサン既治療耐性病変を有する進行再発乳癌に対し,ビノレルビンとトラスツズマブを併用投与した4例について検討した.文献的な考察を加えて報告する.
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.