医学生一日一歩・1【新連載】
卒業まであと少し―医学生をとりまく現状
十菱 大介
1
Daisuke JUBISHI
1
1東京大学医学部
pp.805-807
発行日 2009年6月20日
Published Date 2009/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102597
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ご挨拶
はじめまして.今回縁あって連載を持つことになりました.「医学生の最新動向を伝える」というなにやら漠然としていて難しげな宿命を背負って生まれてしまったこのコーナーですが,執筆者の力量に大きな不安があるせいで,どんな方向に転がっていくのか見当もつきません.とりあえず,現在の医学生が置かれている立場や学生生活の様子などを分かりやすく伝えることができればいいなと思っています.昔の医学生と比べて随分変化したところもあまり変わらないところもあるでしょうが,「今はこんな学生もいるんだな」程度に読み流していただければ幸いです.
自己紹介が遅れました.東京大学医学部に通っている6年生で,十菱(じゅうびし)大介と申します.東大では1,2年次が教養課程で,3年から正式に医学部に所属することになります.そのせいか学内では3年生を医学部1年生という意味でM1と呼び,学年が上がるにつれ,M2,M3,M4と呼んでいきます.以下の文章でも5年生ではなくM3と表記していきたいと思います.
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