Japanese
English
臨床報告・1
乳癌手術後に腋窩seromaから悪性細胞が証明され,再発なく9年が経過した1例
A case of breast cancer followed for 9years without recurrence despite postoperative axillary seroma demonstrated malignant cells
木村 正美
1
,
久米 修一
1
,
兼田 博
1
,
西村 卓祐
1
,
佐藤 敏美
2
,
堤 悦朗
3
Masami KIMURA
1
1健康保険人吉総合病院外科
2熊本赤十字病院病理
3堤病院
キーワード:
乳癌
,
術後seroma
,
細胞診陽性
,
長期経過
Keyword:
乳癌
,
術後seroma
,
細胞診陽性
,
長期経過
pp.715-718
発行日 2009年5月20日
Published Date 2009/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102579
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
乳癌術後に腋窩や手術創下にseromaを認めることは稀ではなく,ときとして完治に難渋することもある1~3).以前は穿刺排液を行うことが多かったが,最近では手術の縮小化に伴い,そのような機会も減少している4).
今回,乳癌手術後に創部に貯留液を認め,細胞診によって悪性細胞を証明した症例の長期経過について報告する.
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.