Japanese
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特集 乳癌:初回治療の標準化
腋窩リンパ節郭清と非郭清:センチネルリンパ節生検からみた腋窩温存の可能性
Indication of sentinel node biopsy and axillary lymph node dissection in breast cancer
井本 滋
1
,
海老原 敏
2
,
長谷部 孝裕
3
,
森山 紀之
4
Shigeru IMOTO
1
1国立がんセンター東病院乳腺科
2国立がんセンター東病院頭頸科
3国立がんセンター研究所支所臨床腫瘍病理部
4国立がんセンター中央病院放射線診断部
キーワード:
乳癌
,
腋窩リンパ節郭清
,
センチネルリンパ節生検
,
局所再発
Keyword:
乳癌
,
腋窩リンパ節郭清
,
センチネルリンパ節生検
,
局所再発
pp.321-324
発行日 2002年3月20日
Published Date 2002/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904798
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乳癌の標準的外科治療である腋窩リンパ節郭清が変わろうとしている.センチネルリンパ節生検の目的は二つある.リンパ節転移陰性乳癌の患者に対する低侵襲手術の実現と,微小リンパ節転移の検出による正確な病期診断である.欧米では,腋窩リンパ節郭清とセンチネルリンパ節生検を比較した臨床試験が進行中である.一方,早期乳癌を対象としたセンチネルリンパ節生検のみの腋窩温存が,すでに実地医療として広く行われている.当センターでは200例のバックアップ郭清を伴うセンチネルリンパ節生検を試みた後,組織学的転移陰性のセンチネルリンパ節症例では腋窩温存を行っている.センチネルリンパ節生検からみた腋窩温存の可能性を検討した.
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