Japanese
English
臨床報告 1
化学内分泌放射線温熱治療後6年目に手術を行った進行乳癌の1例
Case report of an advanced breast cancer resected six years after chemo-endocrine,radiation and hyperthermia therapy
木村 正美
1
,
兼田 博
1
,
久米 修一
1
,
松下 弘雄
1
,
井上 光弘
1
,
上村 邦紀
1
Kimura Masami
1
1健康保険人吉総合病院外科
キーワード:
進行乳癌
,
初回化学内分泌療法
,
乳腺非切除
,
局所再発
Keyword:
進行乳癌
,
初回化学内分泌療法
,
乳腺非切除
,
局所再発
pp.1261-1263
発行日 2003年9月20日
Published Date 2003/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101513
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はじめに
進行乳癌に対する治療は化学内分泌療法が中心で,ダウンステージングの目的で術前化学療法も行われている1,2).一方,乳癌の局所治療は手術以外に,放射線治療や温熱治療が奏効することも広く知られている3).
今回,筆者らは皮膚浸潤を伴った進行乳癌に対し,化学内分泌療法後,放射線,温熱治療にて局所制御を行い4),6年目に同側乳腺の別の部位に再発した症例を経験した.今回の切除により初発部位の初回治療効果を6年後に評価する機会を得たので報告する.
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