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特集 乳癌:初回治療の標準化
腋窩リンパ節少数転移例における最適な郭清
Axillary dissection in patients with a few node positive breast cancer
菅 重尚
1
,
池田 正
2
Shigenao KAN
1
1帝京大学医学部外科
2慶應義塾大学医学部外科
キーワード:
乳癌
,
腋窩リンパ節郭清
,
リンパ節転移
Keyword:
乳癌
,
腋窩リンパ節郭清
,
リンパ節転移
pp.325-329
発行日 2002年3月20日
Published Date 2002/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904799
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近年ではセンチネルリンパ節生検による腋窩リンパ節郭清の省略に代表される機能的側面での縮小化が盛んに議論されている.腋窩リンパ節郭清は予後を改善しないと結論づける無作為比較試験の結果は多い.したがって,腋窩リンパ節転移のない症例では腋窩郭清が不要であることは論をまたないが,予後因子としてのリンパ節転移の有無は他のいかなる予後因子よりも信頼度が高く,その転移個数によって予後が層別化されており,術後補助療法も転移個数によってstrategyが異なってくる.本稿では術前および術中腋窩リンパ節転移の評価と術前あるいは術中に少数の腋窩リンパ節転移が疑われる症例に対する至適腋窩リンパ節郭清術について述べる.
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