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特集 鼠径ヘルニアの治療NOW―乳幼児から成人まで
〔成人鼠径ヘルニアの診療〕
鼠径ヘルニア診断困難時の対処法
Diagnosis for tiny groin hernia
坂本 昌義
1
,
若杉 正樹
1
,
南村 圭亮
1
Masayoshi SAKAMOTO
1
1三井記念病院外科
キーワード:
触診
,
腹圧
,
shutter mechanism
,
valvular action
Keyword:
触診
,
腹圧
,
shutter mechanism
,
valvular action
pp.1347-1352
発行日 2008年10月20日
Published Date 2008/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102285
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要旨:常時突出している鼠径ヘルニアの診断は容易である.しかし,外来診察をしていると,ときどき鼠径部が膨らむ,わずかに膨らんでいるような気がするなどといった主訴で来院する患者がいる.圧倒的に多い男性患者の場合は丁寧な触診が最も有効な診断方法であり,CTやエコーよりはるかに信頼性がある.ただし,診断法にもノウハウがあるので解剖学的に解説する.
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