Japanese
English
臨床報告
成人鼠径ヘルニア用部分吸収性メッシュ(ウルトラプロ*プラグ)の使用経験
Ultrapro*Plug inguinal hernia repair
若杉 正樹
1
,
平田 泰
1
,
南村 圭亮
1
,
梅村 彰尚
1
,
菊一 雅弘
1
,
坂本 昌義
1
Masaki WAKASUGI
1
1三井記念病院外科
キーワード:
メッシュプラグ法
,
ウルトラプロ*プラグ
,
部分吸収性メッシュ
,
鼠径ヘルニア
Keyword:
メッシュプラグ法
,
ウルトラプロ*プラグ
,
部分吸収性メッシュ
,
鼠径ヘルニア
pp.1297-1301
発行日 2009年9月20日
Published Date 2009/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102707
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はじめに
メッシュプラグ法は手技の簡便性と再発率の低さから成人鼠径ヘルニアに対する術式として広く普及しているが1),症例が増えるにしたがって再発や合併症の報告もみられるようになった.本稿では,新しい素材と形状の部分吸収性メッシュであるウルトラプロ*プラグ(ジョンソン・エンド・ジョンソン社)の使用経験を従来のメッシュプラグと比較して報告する.
ウルトラプロプラグは非吸収性のプロリーン*と吸収性のモノクリル*によって編成されたハイブリッド型メッシュである.プラグはリム部分とアンカー部分がボディ部分で連結されている.オンレイパッチは大きさ8×12cmの船形メッシュである(図1).
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