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特集 がんの切除範囲を考える―診断法とその妥当性
大腸癌の切除範囲を考える
Resection margin making for colorectal cancer
飯合 恒夫
1
,
谷 達夫
1
,
丸山 聡
1
,
畠山 勝義
1
Tsuneo IIAI
1
1新潟大学大学院医歯学総合研究科消化器・一般外科
キーワード:
大腸癌
,
切除範囲
,
術前診断
Keyword:
大腸癌
,
切除範囲
,
術前診断
pp.1187-1191
発行日 2008年9月20日
Published Date 2008/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102249
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要旨:化学療法や放射線療法が発展した現在においても,大腸癌治療の原則は切除である.しかし,切除範囲については施設によって異なっているのが現状である.わが国では2005年に大腸癌研究会より「大腸癌治療ガイドライン」が発刊されて標準的治療指針が示され,多くの施設で用いられるようになった.外科医は癌の取り残しのない手術を追及すべきであり,そのためには術前・術中にその進展範囲を正確に診断することが求められる.年齢や全身状態などの患者背景を考慮しつつ,過不足のない切除範囲を決定することが重要である.
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