Japanese
English
特集 消化器癌neoadjuvant chemotherapyの新展開
〔根治性向上〕
進行大腸癌に対するneoadjuvant chemotherapyの適応と意義
Neoadjuvant chemotherapy in advanced colorectal cancer
飯合 恒夫
1
,
谷 達夫
1
,
皆川 昌広
1
,
黒﨑 功
1
,
野上 仁
1
,
亀山 仁史
1
,
畠山 勝義
1
,
瀧井 康公
2
,
丸山 聡
2
Tsuneo IIAI
1
1新潟大学大学院医歯学総合研究科消化器・一般外科
2新潟県立がんセンター新潟病院外科
キーワード:
術前化学療法
,
補助化学療法
,
大腸癌
,
切除不能
Keyword:
術前化学療法
,
補助化学療法
,
大腸癌
,
切除不能
pp.486-492
発行日 2010年4月20日
Published Date 2010/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103023
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要旨:切除可能大腸癌に対する術前化学療法の効果についてのエビデンスはほとんどなく,標準治療になっていない.しかし,根治術を行っても予後の悪い群に関しては,術前化学療法に大きな可能性と期待がある.一方,切除不能大腸癌,特に切除不能肝転移に対する術前化学療法については,新規抗癌剤の出現とともにエビデンスが構築されつつあり,標準治療になりつつある.いわゆるdrug-lagが解消された現在,わが国でも術前化学療法のエビデンスを作って,世界に発信していく必要がある.
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