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特集 外科診療上知っておきたい新たな予後予測因子・スコア
〔癌における新たな予後予測因子〕
大腸癌の予後因子
Prognostic factors of colorectal cancer
飯合 恒夫
1
,
谷 達夫
1
,
丸山 聡
1
,
畠山 勝義
1
Tsuneo IIAI
1
1新潟大学大学院医歯学総合研究科消化器・一般外科
キーワード:
大腸癌
,
予後因子
,
テーラーメード治療
Keyword:
大腸癌
,
予後因子
,
テーラーメード治療
pp.49-53
発行日 2009年1月20日
Published Date 2009/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102433
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要旨:大腸癌の治療はTNM分類に基づいた進行度によって決められることが多い.しかし,大腸癌の悪性度や予後にはT因子,N因子,M因子以外にも様々な因子が関与していることが明らかになりつつある.有効な新規抗癌剤や分子標的薬剤が開発され,大腸癌の治療が多様化しつつある現在,様々な予後因子を用いて患者の予後をより細かく予測することで,過剰治療や縮小治療をなくすることが期待される.このことは個々の患者に優しいテーラーメード治療につながり,医療経済的にも大きな意義がある.
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