Japanese
English
臨床報告
胸郭出口症侯群を併存した鎖骨下動脈閉塞症にステント留置を施行した1例
A case of subclavian artery occlusion with thoracic outlet syndrome
雑賀 太郎
1
,
森田 一郎
1
,
木下 真一郎
1
,
光野 正人
1
Taro SAIKA
1
1川崎医科大学附属川崎病院外科
キーワード:
鎖骨下動脈閉塞症
,
胸郭出口症候群
,
ステント留置
Keyword:
鎖骨下動脈閉塞症
,
胸郭出口症候群
,
ステント留置
pp.717-720
発行日 2008年5月20日
Published Date 2008/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102140
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はじめに
鎖骨下動脈閉塞症の血管内治療は1980年にBachmanら1)によってはじめてpercutaneous transluminal angiography(以下,PTA)が施行されて以来,数多くの症例が報告されている.PTA後の再狭窄に対しては近年ステント留置術が施行されるようになり,治療成績が向上した.
今回,われわれは鎖骨下動脈閉塞症によって引き起こされた鎖骨下動脈盗血症侯群と,胸郭出口症候群の両方の病態を有する稀な症例を経験したので報告する.
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