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特集 胆道癌外科診療を支えるエキスパートテクニック
経口胆道内視鏡診断のコツ
Usefulness of peroral cholangioscopy for diagnosis of biliary lesions
露口 利夫
1
,
杉山 晴俊
1
,
宮川 薫
1
,
太和田 勝之
1
,
松山 眞人
1
,
石原 武
1
,
横須賀 收
1
Toshio TSUYUGUCHI
1
1千葉大学大学院医学研究院腫瘍内科学
キーワード:
経口胆道鏡
,
胆管癌
,
鑑別診断
,
ERCP
Keyword:
経口胆道鏡
,
胆管癌
,
鑑別診断
,
ERCP
pp.613-618
発行日 2008年5月20日
Published Date 2008/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102120
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要旨:経口胆道鏡はビデオスコープ化されてから従来のファイバースコープとは比較にならない高解像度の画像が得られるようになった.経皮経肝胆道鏡と比べると瘻孔作成の必要がなく安全かつ短期間に検査を行えるなど,その非侵襲性が大きな利点として挙げられる.経口胆道鏡による胆管内腔観察は胆道疾患の良悪性・進展度診断,肝移植後の胆管病変診断などに用いられ,臨床的有用性が支持されている.しかし,経口胆道鏡は今なお一般的な検査法には成り得ていない.スコープの脆弱性や鉗子口が狭いことがその理由であり,今後の普及には胆道鏡の耐久性と処置能力の向上が必須と考えられる.
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