Japanese
English
特集 安全な消化管器械吻合をめざして
胃全摘における安全な器械吻合のポイント
Pitfall of the reconstruction with instrumental anastomosis after total gastrectomy
吉田 和弘
1
,
山口 和也
1
,
坂下 文夫
1
,
田中 善宏
1
,
檜原 淳
2
,
田辺 和照
2
Kazuhiro YOSHIDA
1
1岐阜大学大学院腫瘍制御学講座腫瘍外科学
2広島大学原爆放射線医科学研究所・腫瘍外科
キーワード:
胃癌
,
胃全摘
,
器械吻合
Keyword:
胃癌
,
胃全摘
,
器械吻合
pp.203-207
発行日 2008年2月20日
Published Date 2008/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102030
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要旨:胃全摘後の再建はRoux-en-Y法を基本としている.その手順として空腸のY脚吻合を21mmのストレートタイプの自動吻合器を用いて吻合する.この際,挙上空腸内に空気を入れてアンビルヘッドの挿入を容易にする.Y脚吻合後の盲端の長さは約2cmとする.空腸の切離の際は直動脈のみを処理し,辺縁動脈は温存することで血流を保つことができる.食道-空腸吻合は25mmのカーブドタイプの自動吻合器を使用する.盲端はできるだけ短くすることがコツである.
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