Japanese
English
特集 安全な消化管器械吻合をめざして
低位前方切除術における器械吻合のコツ
Double stapling technique in low anterior resection for lower rectal cancer
小林 昭広
1
,
齋藤 典男
1
,
杉藤 正典
1
,
伊藤 雅昭
1
,
西澤 雄介
1
Akihiro KOBAYASHI
1
1国立がんセンター東病院骨盤外科
キーワード:
肛門管
,
(超)低位前方切除
,
器械吻合
Keyword:
肛門管
,
(超)低位前方切除
,
器械吻合
pp.209-213
発行日 2008年2月20日
Published Date 2008/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102031
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要旨:近年,手術手技の向上と器械の発達に伴い,より低位の吻合が可能となっている.われわれは,低位前方切除の再建は簡便で汚染機会の少ないDSTを主に行っている.以前は器械吻合が困難であった狭骨盤症例,巨大腫瘍または肛門管内が吻合部となる症例でもContourTM curved cutter staplerや線状縫合器(Powered Multifire Endo GIATM,EchelonTM(gold),Endo GIATM Universalなど)を使用することにより,超低位前方切除が可能となる症例が増加している.しかし,状況に応じた機種の選択が重要で,安易に器械を多用することは慎まなければならない.基本的な器械操作に習熟するのはもちろん,トラブルが生じた場合を想定した手縫い吻合の技術習得も重要である.
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