カラーグラフ 外科手術における新しいテクニック―new art in surgery・8
腹腔鏡下肝切除術
寺本 研一
1,2
,
落合 高徳
1
,
川村 徹
3
,
高松 督
4
,
工藤 篤
1
,
中村 典明
1
,
伊東 浩次
1
,
田中 真二
1
,
有井 滋樹
1
Kenichi TERAMOTO
1,2
1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科肝胆膵・総合外科
2てらもとクリニック
3日産玉川病院外科
4東芝病院外科
pp.1641-1647
発行日 2007年12月20日
Published Date 2007/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101959
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はじめに
われわれは1997年から腹腔鏡下肝切除術を臨床に導入してきた1).本術式は低侵襲であり,肝機能の比較的悪い患者にも適応できると考えている.本術式の適応となる肝腫瘍は限られているが,われわれの施設で肝細胞癌に限って言えば切除全症例の約10%を占めている.
本稿では,その手術手技の詳細を述べる.
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