特集 癌診療に役立つ最新データ2007-2008
Ⅸ.胆囊癌
胆囊癌の治療に関する最新のデータ
清水 宏明
1
,
木村 文夫
1
,
吉留 博之
1
,
大塚 將之
1
,
加藤 厚
1
,
宮崎 勝
1
Hiroaki SHIMIZU
1
1千葉大学大学院医学研究院臓器制御外科学
pp.289-293
発行日 2007年10月22日
Published Date 2007/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101914
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
要旨:近年,胆囊癌は術前門脈枝塞栓術の導入や血管合併切除・再建などの手術手技の向上により外科切除率は向上してきたが,その予後は他の消化器癌に比していまだ不良である.2003年に胆道癌取扱い規約(第5版)が改訂されたが,本稿では取扱い規約に基づいた胆囊癌の進行度別外科治療法とその成績を中心に最近の諸家の胆囊癌治療に関する報告について概説し,さらに胆囊癌の放射線・化学療法についても言及した.
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.