特集 癌診療に役立つ最新データ
Ⅸ.胆嚢癌
胆嚢癌の治療に関する最新のデータ
清水 宏明
1
,
伊藤 博
1
,
木村 文夫
1
,
外川 明
1
,
大塚 將之
1
,
吉留 博之
1
,
加藤 厚
1
,
貫井 裕次
1
,
宮崎 勝
1
Hiroaki SHIMIZU
1
1千葉大学医学部研究院臓器制御外科学
pp.235-238
発行日 2002年10月30日
Published Date 2002/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905038
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胆嚢癌は近年,術前門脈枝塞栓術の導入や血管合併切除・再建などの手術手技の向上により切除率は向上してきたが,その予後は他の消化器癌に比してまだ不良である.1997年に胆道癌取扱い規約(第4版)が改訂されたが,本稿では,新規約に基づいた胆嚢癌の進行度別外科治療法とその成績を胆道癌登録の全国集計結果とともに最近の諸家の報告について解説し,さらに胆嚢癌の放射線・化学療法についても言及した.
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