特集 癌診療に役立つ最新データ2007-2008
Ⅸ.胆囊癌
胆囊癌の診断に関する最新のデータ
三宅 秀則
1
,
和田 大助
1
,
小笠原 卓
1
,
大浦 涼子
1
,
山本 洋太
1
,
日野 直樹
1
,
山崎 眞一
1
,
惣中 康秀
1
,
露口 勝
1
,
森 理保
2
,
居村 暁
3
,
森根 裕二
3
,
島田 光生
3
,
田代 征記
4
Hidenori MIYAKE
1
1徳島市民病院外科
2徳島市民病院薬剤部
3徳島大学医学部臓器病態外科
4四国中央病院
pp.283-288
発行日 2007年10月22日
Published Date 2007/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101913
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要旨:胆囊癌の深達度診断法とその正診率,および進展様式・組織型の頻度を検討した.壁深達度に関しては超音波内視鏡検査が最も信頼性があると思われた.組織学的検索では乳頭腺癌と管状腺癌が大部分を占めており,tub 2以上の分化度が比較的高い癌の頻度が高かった.深達度が進むに伴い,ly,v,pn因子のすべての陽性率が高くなるが,特にly因子の陽性率が高率であった.リンパ節転移頻度も進行癌,特にse/si癌になると約7割に転移を認めた.stage別では約6割がstgae Ⅲまでの症例であった.
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