Japanese
English
特集 浸潤性膵管癌の診療をどうするか
超音波集検とその成果
Screening for pancreatic cancer with sonography
田中 幸子
1
,
中泉 明彦
1
,
井岡 達也
1
,
高倉 玲奈
1
Tanaka Sachiko
1
1大阪府立成人病センター検診部
キーワード:
超音波検査
,
膵管拡張
,
高危険群
,
膵癌検診
Keyword:
超音波検査
,
膵管拡張
,
高危険群
,
膵癌検診
pp.1475-1478
発行日 2003年11月20日
Published Date 2003/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101599
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浸潤性膵管癌の予後は非常に悪く難治癌とよばれているが,早期診断例では長期生存も期待できる.膵癌を予後のよい早期に診断するための方法として,超音波による検診を取り上げ,その問題点と解決の糸口について解説した.また,筆者の施設で行っている膵癌に特化した超音波を主体とした定期検診システムについても紹介した.今後の方向としては,肝・胆・膵・腎など多種類の臓器の癌を一度に発見できる超音波検診を普及させること,その中から積極的に膵癌の間接所見を拾い上げ2次精査を行うこと,2次精査で膵癌を否定された場合にも高危険群に対しての膵に重点を置いた定期検査を行うことの3点が重要であろうと考える.
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