特集 クリニカルパスによる外科医療の進歩
第Ⅰ部:クリニカルパス導入の実践
クリニカルパス作成の実例
6.下部消化管
結腸切除術のクリニカルパス
鈴木 康弘
1
Suzuki Yasuhiro
1
1新日鐵室蘭総合病院外科
pp.193-200
発行日 2003年10月22日
Published Date 2003/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101578
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
クリニカルパス(以下,パス)が必要とされる理由の1つは患者中心の良質な医療を目指すためのツールとしての活用である.しかし,パスを作成はしたもののなかなか期待した医療の変化も見えず,パスの難しさを実感することも多い.
バリアンスの分析は医療を再考する機会である.パス改訂の過程を振り返るとあらためて大きな変化に気づく.当外科ではすでに18種類のパスを使用しているが,その中で結腸切除パス(回盲部切除からS状結腸切除)について紹介する.
Copyright © 2003, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.