特集 クリニカルパスによる外科医療の進歩
第Ⅰ部:クリニカルパス導入の実践
クリニカルパス作成の実例
6.下部消化管
直腸低位前方切除術のクリニカルパス
早川 善郎
1
,
岡田 晋吾
1
,
貝塚 広史
1
,
目黒 英二
1
,
入野田 崇
1
,
稲葉 亨
1
Hayakawa Yoshiro
1
1函館五稜郭病院外科
pp.201-207
発行日 2003年10月22日
Published Date 2003/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101579
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はじめに
直腸低位前方切除は現在ではほとんどが器械吻合によるdouble stapling anastomosisが行われている.以前に比べ,吻合器具の進歩にもより縫合不全の合併症も少なくなり,比較的安全に行われるようになってきた.しかし,操作および吻合部が骨盤内低位にあり,術後の縫合不全・骨盤内感染のみならず,排便・排尿・性機能障害の管理なども術後の重要な問題となってくる.
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