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特集 癌化学療法レジメンの選択とその根拠:乳癌・肺癌・甲状腺癌
乳癌に対するハーセプチン(R)併用化学療法レジメン
Chemotherapy in combination with Herceptin(R) for breast cancer patients
徳田 裕
1
,
鈴木 育宏
1
,
齋藤 雄紀
1
,
田島 知郎
1
Tokuda Yutaka
1
1東海大学医学部乳腺・内分泌外科
キーワード:
乳癌
,
ハーセプチン(R)
,
化学療法
Keyword:
乳癌
,
ハーセプチン(R)
,
化学療法
pp.923-928
発行日 2003年7月20日
Published Date 2003/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101446
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HER2/neu蛋白に対するヒト型化抗体,一般名トラスツズマブ(trastuzumab),商品名ハーセプチン(R)(Herceptin)は,本邦でも,2001年6月にようやく保険収載された.本剤は,単独でも効果が期待できる薬剤であるが,前臨床の段階から,種々の抗癌剤に対する効果増強作用が認められている.さらに,第Ⅲ相臨床試験によりパクリタキセルあるいはドキソルビシン+シクロフォスファミドとの併用療法の有用性が示されている.そこで本稿では,乳癌の治療戦略におけるハーセプチン(R)と抗癌剤の併用療法の現状を紹介する.
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