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特集 癌化学療法レジメンの選択とその根拠:乳癌・肺癌・甲状腺癌
乳癌術後補助化学療法の標準的レジメン
Evidence-based standard regimens of adjuvant chemotherapy for the breast cancer
中野 正吾
1
,
山下 純一
1
Nakano Shogo
1
1愛知医科大学医学部乳腺・内分泌外科
キーワード:
乳癌
,
術後補助化学療法
,
evidence-based medicine
Keyword:
乳癌
,
術後補助化学療法
,
evidence-based medicine
pp.909-916
発行日 2003年7月20日
Published Date 2003/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101444
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乳癌術後補助化学療法は再発抑制効果を目指したものであり,乳癌を治癒させる可能性がある唯一の治療法である.現在,evidenceに基づいた理論的補助療法を基にNIHとSt. Gallenのコンセンサス会議で推奨されたガイドラインが世界的に採用されている.CMF療法がゴールドスタンダードであったが,近年Anthracycline系薬剤を含むレジメンがより優れていることが示され,標準治療として確立されている.また,Taxane系薬剤,Trastuzumabとの組み合わせによる上乗せ効果も期待されており,大規模臨床試験にて検証中である.
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