Japanese
English
特集 栄養療法とformula
特殊病態下のformula
肝機能障害におけるformula
Nutritional formula for hepatic dysfunction
中村 卓郎
1
,
長谷部 正晴
2
Nakamura Takuro
1
1獨協医科大学救急医学
2長汐病院
キーワード:
肝機能障害
,
栄養療法
,
肝硬変
,
肝性脳症
,
分岐鎖アミノ酸
Keyword:
肝機能障害
,
栄養療法
,
肝硬変
,
肝性脳症
,
分岐鎖アミノ酸
pp.683-686
発行日 2003年5月20日
Published Date 2003/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101392
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肝臓は栄養代謝において中心的な役割を果たしており,肝疾患における栄養管理は重要な治療の一つになっている.肝硬変患者では夜間就寝前補食(late evening snack:LES)により夜間飢餓状態が改善し,窒素バランスも良好になっている.急性肝性脳症の治療として,分岐鎖アミノ酸製剤を使用することは推奨されていない.
肝硬変患者において蛋白質消費は促進しており,中・長期的な蛋白制限は望ましくない.分岐鎖アミノ酸投与は慢性肝性脳症の症状をもち,通常のアミノ酸が投与できない肝硬変患者に対して有用である.
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