Japanese
English
特集 栄養療法とformula
小児外科における栄養管理formula
Parenteral and enteral formula for nutritional management in pediatric surgery
遠藤 昌夫
1
Endo Masao
1
1さいたま市立病院小児外科
キーワード:
栄養管理
,
小児外科
,
静脈栄養formula
,
経腸栄養formula
Keyword:
栄養管理
,
小児外科
,
静脈栄養formula
,
経腸栄養formula
pp.651-661
発行日 2003年5月20日
Published Date 2003/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101388
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小児外科の栄養管理に際して考慮すべき問題点と,栄養管理用のformulaについて考察した.栄養代謝上の特徴としては,①一定量の栄養素を代謝するのに多量の水分を必要とする,②離乳期前では乳糖分解酵素が優位で,ぶどう糖重合体の分解酵素が未発達,③アミノ酸代謝では芳香族アミノ酸の転換酵素が未発達,④腎への溶質付加を軽減するためにCal/N比を高く,⑤熱量比で脂肪への依存度が高い,⑥細胞外液電解質のNa,Clを少なく,細胞内電解質のK,Mg,PおよびCaを十分に,⑦微量元素ではZn,ビタミンではA,D,Eとともにビオチンも重要である,などが挙げられる.静脈栄養では小児用の基本液をベースにしたformula,経腸栄養では小児に応用可能なformulaについて解説した.
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