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特集 腹腔鏡下大腸切除術のコツ
腹腔鏡補助下前方切除術のコツ
Laparoscopic surgery for the rectal cancer
朴 成進
1
,
小嶋 一幸
1
,
植竹 宏之
1
,
樋口 哲朗
1
,
榎本 雅之
1
,
杉原 健一
1
Park Seong Jin
1
1東京医科歯科大学大学院消化機能再建学
キーワード:
腹腔鏡補助下前方切除術
,
自律神経温存
,
骨盤内視野
Keyword:
腹腔鏡補助下前方切除術
,
自律神経温存
,
骨盤内視野
pp.497-502
発行日 2003年4月20日
Published Date 2003/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101359
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腹腔鏡補助下大腸切除術は日本では内視鏡的手術と開腹手術の間を埋める手技として位置づけられていた.しかし現在では進行癌にまで適応が広がっており,着実に定着しつつある.また根治性についての報告も近年相当数のものがあり,5年生存率も開腹術と同等であることが報告されている.今後腹腔鏡補助下大腸切除術は大腸癌に対する標準的な手術となっていくことは確実である.手技に関しては部位によって手術難度に幅があり,なかでも骨盤内での操作が特に重要となる直腸前方切除術は技術,機器のさらなる進歩の余地を残している.本稿では,筆者らの経験をもとにその手技についてできるだけ詳しく,具体的にそのポイントを述べる.
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