Japanese
English
特集 神経温存胃切除術
腹腔鏡補助下自律神経温存幽門側胃切除術
Laparoscopy-assisted distal gastrectomy with autonomic nerve preservation
小嶋 一幸
1,2
,
山下 俊樹
1,2
,
山田 博之
1,2
,
森田 信司
1,2
,
加藤 啓二
1,2
,
三木 陽二
1,2
,
河野 辰幸
1
,
杉原 健一
2
Kojima Kazuyuki
1,2
1東京医科歯科大学医学部食道・胃外科
2東京医科歯科大学大学院消化機能再建学
キーワード:
早期胃癌
,
自律神経温存
,
迷走神経
,
腹腔鏡補助下手術
,
腹腔枝
Keyword:
早期胃癌
,
自律神経温存
,
迷走神経
,
腹腔鏡補助下手術
,
腹腔枝
pp.1355-1360
発行日 2003年10月20日
Published Date 2003/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101528
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腹腔鏡補助下自律神経温存幽門側胃切除術は腹腔鏡補助下に迷走神経の肝枝,腹腔枝,肝神経叢などの温存を行うことにより術後早期のQOLの向上のみならず,神経温存による長期のQOLの向上を目標としている.この手技を施行する上では腹腔鏡下の自律神経系の臨床解剖の理解と視野の展開法が特に重要である.早期胃癌に対して腹腔鏡下に自律神経系を温存するリンパ節郭清は安全に施行可能である.その成績も満足すべきものであり,胃体中・下部の早期胃癌に対して推奨される術式である.
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