Japanese
English
特集 術後呼吸器合併症―予防と対策の最新知識
肺血栓塞栓症
Prevention of pulmonary thromboembolisim after thoracotomy
大久保 憲一
1
,
和田 洋巳
1
Kenichi OKUBO
1
1京都大学大学院医学研究科呼吸器外科
キーワード:
肺血栓塞栓症
,
静脈血栓塞栓症
,
呼吸器外科術後
,
間歇的空気圧迫法
,
抗凝固療法
Keyword:
肺血栓塞栓症
,
静脈血栓塞栓症
,
呼吸器外科術後
,
間歇的空気圧迫法
,
抗凝固療法
pp.361-365
発行日 2007年3月20日
Published Date 2007/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101230
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:手術に関連した肺血栓塞栓症の多くは,術後安静時に下肢の深部静脈血栓症に伴って形成された血栓が遊離することによって発症する.わが国の合併症発生率は5%以下で,欧米の1/10~1/20であるが,近年は増加傾向にあるとされる.周術期肺血栓塞栓症予防としては早期離床,弾性ストッキング,間欠的空気圧迫法,抗凝固療法などが推奨されており,リスクに応じた予防と対策が求められる.
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.