Japanese
English
特集 術後呼吸器合併症―予防と対策の最新知識
肺炎
Postoperative pneumonia
炭山 嘉伸
1
,
草地 信也
1,2
Yoshinobu SUMIYAMA
1
1東邦大学医学部外科学第3講座
2東邦大学医療センター大橋病院呼吸器診断部
キーワード:
VAP
,
嚥下性肺炎
,
呼吸器感染
,
多剤耐性菌
Keyword:
VAP
,
嚥下性肺炎
,
呼吸器感染
,
多剤耐性菌
pp.345-348
発行日 2007年3月20日
Published Date 2007/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101227
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要旨:術後肺炎は術野外感染に分類され,術後の呼吸不全からVAP(人工呼吸器関連性感染)として発症し,MRSAや多剤耐性菌が多いことや院内感染の源となることからその対処が難しい.米国のATS/IDSAガイドラインやCDC/HICPACガイドライン,わが国の呼吸器学会によるガイドラインなどが公表されており,患者の体位,吸引方法,抗菌薬の予防投与などが多くのエビデンスをもとに推奨した対処方法が示されているが,その予防には呼吸不全そのものを予防することが重要である.また,患者の配置はきわめて重要であり,われわれは気管切開,気管内挿管を行っている患者は個室・集団管理が必要と考え,実施している.
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