増刊号 患者・家族への説明ガイド—正しく伝え,納得を引き出し,判断を促すために
Ⅴ.声とことばのこと
医師・医療者から説明しておきたいこと
気管切開を行う前に
門司 幹男
1
,
倉富 勇一郎
1
1佐賀大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座
キーワード:
上気道狭窄
,
長期の人工呼吸器管理
,
嚥下性肺炎
,
気管カニューレ
,
気管腕頭動脈瘻
Keyword:
上気道狭窄
,
長期の人工呼吸器管理
,
嚥下性肺炎
,
気管カニューレ
,
気管腕頭動脈瘻
pp.232-233
発行日 2018年4月30日
Published Date 2018/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201670
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説明のPOINT
・気管切開術の適応は,主に上気道狭窄と長期の人工呼吸器管理である。
・気管切開は可逆性であり,原疾患が改善すれば元の状態に戻ることが可能である。
・気管カニューレの種類を適切に選択することで,気管切開中も発声や経口摂取が可能である。
・気管切開の重篤な合併症として,気管腕頭動脈瘻がある。
・気管切開術は,嚥下性肺炎の予防にはならない。
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