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特集 良性腸疾患における腹腔鏡下手術の適応と限界
大腸穿孔に対する腹腔鏡下穿孔部閉鎖術の適応と限界
Indication and limitation of laparoscopic closure for perforation of bowel
林 賢
1
,
宗像 康博
2
Hayashi Ken
1
1昭和伊南総合病院内視鏡手術センター,外科
2長野市民病院外科
キーワード:
下部消化管穿孔
,
医源性穿孔
,
腹腔鏡下穿孔部閉鎖術
Keyword:
下部消化管穿孔
,
医源性穿孔
,
腹腔鏡下穿孔部閉鎖術
pp.53-58
発行日 2007年1月20日
Published Date 2007/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101154
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要旨:大腸穿孔症例の21例に腹腔鏡下穿孔部閉鎖術を行った.腹腔内を観察して穿孔部を確認したのち,リニアステープラー法か手縫い法かを選択した.19例で穿孔部が確認でき,UCを除く18例で閉鎖術後の成績が良好であった.同期間の開腹手術症例に比較して創感染が少なく,腹腔内の感染の遷延化が少なかった.また,経口摂取,入院期間が短期であった.本術式は腹膜炎の中等度までの症例では確実で低侵襲な手術手技と考えられた.
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