Japanese
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特集 生活習慣病および代謝性疾患と外科
〔生活習慣病および代謝性疾患を有する症例の術前・術後管理〕
肥満患者の周術期管理
Perioperative management of obese patient
安達 洋祐
1
Yosuke ADACHI
1
1岐阜大学医学部腫瘍外科
キーワード:
肥満
,
周術期管理
,
術後合併症
Keyword:
肥満
,
周術期管理
,
術後合併症
pp.1461-1466
発行日 2006年11月20日
Published Date 2006/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101053
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要旨:海外ではBMI≧30が肥満,BMI≧40が病的肥満である.肥満者の併存疾患には睡眠時無呼吸,気管支喘息,高血圧,不整脈,心不全,糖尿病,高脂血症,胃食道逆流症,脂肪性肝炎,静脈うっ滞がある.周術期の合併症には挿管困難,麻酔遷延,低換気,深部静脈血栓症,肺塞栓症,心筋虚血,創感染があり,高齢者や男性,糖尿病患者に多い.複数の危険因子を持つ高リスク患者として慎重な手術適応と周術期管理が重要である.
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