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特集 生活習慣病および代謝性疾患と外科
〔生活習慣病および代謝性疾患を有する症例の術前・術後管理〕
脳血管障害を有する患者の術前・術後管理
Perioperative managements for patients with cerebrovascular diseases
鎌田 恭輔
1
,
斉藤 延人
1
Kyosuke KAMADA
1
1東京大学医学部脳神経外科
キーワード:
脳血管障害
,
外科手術
,
周術期管理
Keyword:
脳血管障害
,
外科手術
,
周術期管理
pp.1453-1460
発行日 2006年11月20日
Published Date 2006/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101052
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要旨:現在,世界一長い平均寿命を誇るわが国はまた,極端な高齢化社会を迎えている.患者の高齢化に伴い,高血圧や動脈硬化に起因した脳血管障害(脳卒中)に罹患する割合も増え,脳卒中後に抜歯や悪性腫瘍,外傷などのために外科手術が必要となる症例も多くなった.このため,外科処置と脳卒中の再発のリスクを客観的に評価し,予期していくことがきわめて重要になっている.本稿では,虚血性・出血性脳疾患などの脳卒中,また脳卒中後てんかんなどの概要を述べる.さらに,それらを有する患者の術前精査とその病態の評価,脳卒中治療薬の調整,術後管理についても解説した.
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