Japanese
English
特集 生活習慣病および代謝性疾患と外科
〔生活習慣病および代謝性疾患に対する外科〕
肥満に対する外科療法
Endoscopic and laparoscopic treatments for obese patients with comorbidities
太田 正之
1
,
甲斐 成一郎
1
,
遠藤 裕一
1
,
北野 正剛
1
Seigo KITANO
1
1大分大学医学部第1外科
キーワード:
肥満症
,
メタボリックシンドローム
,
肥満外科療法
,
内視鏡的胃内バルーン留置術
,
腹腔鏡下調節性胃バンディング術
Keyword:
肥満症
,
メタボリックシンドローム
,
肥満外科療法
,
内視鏡的胃内バルーン留置術
,
腹腔鏡下調節性胃バンディング術
pp.1481-1486
発行日 2006年11月20日
Published Date 2006/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101056
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要旨:高度の肥満患者に対する内科的治療は,長期的にみれば不成功に終わることが多いとされ,海外ではより積極的な肥満に対する外科療法が行われている.そこで,われわれは肥満に対する新たな治療法として内視鏡的胃内バルーン留置術および腹腔鏡下調節性胃バンディング術をわが国に導入した.両治療法ともに半年間で10kg以上の体重減少が得られ,過剰体重減少率も20%以上と効果は良好であった.体重の減少に伴い,肥満に関連する健康障害も改善した.今後,両治療法がわが国の肥満に対する外科療法の中心的役割を担うものと考えられる.
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