Japanese
English
特集 消化器外科における非観血的ドレナージ
肝膿瘍
Hepatic abscess
舩渡 治
1
,
藤田 倫寛
1
,
星川 浩一
1
,
武田 雄一郎
1
,
新田 浩幸
1
,
川村 英伸
1
,
佐々木 章
1
,
池田 健一郎
1
,
若林 剛
1
Osamu FUNATO
1
1岩手医科大学第1外科
キーワード:
肝膿瘍
,
経皮経肝膿瘍ドレナージ
,
CT
,
US
Keyword:
肝膿瘍
,
経皮経肝膿瘍ドレナージ
,
CT
,
US
pp.919-922
発行日 2006年7月20日
Published Date 2006/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100926
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要旨:肝膿瘍は細菌性とアメーバ性に分けられるが,その多くは細菌性である.近年の画像診断の進歩によって早期の診断が可能となり,治療方針も外科的ドレナージや肝切除から,より低侵襲な超音波ガイド下経皮経肝膿瘍ドレナージ(percutaneous transhepatic abscess drainage:PTAD)へと移行し,一般的に広く普及している.しかし,肝膿瘍は適切な処置がなされなければSIRS(systemic inflammatory response syndrome)や敗血症性ショック,DICへと移行して致死的となる.したがって,早急な診断とドレナージ,抗生剤の全身投与が必要である.PTADは安全で有効な治療法であるが,その適応,基本的手技,手順について熟知しておく必要がある.
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