特集 胆道感染症の診断・治療
7.急性胆囊炎に対する外科手術
河口 義邦
1
,
長谷川 潔
1
1東京大学医学部附属病院肝胆膵外科,人工臓器・移植外科
キーワード:
急性胆囊炎
,
腹腔鏡下胆囊摘出術
,
経皮経肝胆囊ドレナージ
,
内視鏡的経乳頭的胆囊ドレナージ
,
超音波内視鏡下胆囊ドレナージ
Keyword:
急性胆囊炎
,
腹腔鏡下胆囊摘出術
,
経皮経肝胆囊ドレナージ
,
内視鏡的経乳頭的胆囊ドレナージ
,
超音波内視鏡下胆囊ドレナージ
pp.1159-1164
発行日 2021年7月20日
Published Date 2021/7/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000001909
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「急性胆管炎・胆囊炎診療ガイドライン2018」によって,急性胆囊炎は三つの重症度(軽症,中等症,重症)に分類される.軽症に関しては患者の全身状態を考慮し,早期の腹腔鏡下胆囊摘出術(Lap—C)が推奨されている.中等症以上の症例に対する治療アルゴリズムには胆囊ドレナージ後の待機Lap—Cも推奨される.胆囊ドレナージの方法は,長らく経皮経肝胆囊ドレナージ(PTGBD)が確立した唯一の方法であったが,留置後手術までの待機期間の疼痛や生活の質の低下が問題であった.
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