特集 急性胆囊炎・胆管炎を再考する
5.急性胆囊炎に対するドレナージ治療up—to—date
林 伸彦
1
,
安田 一朗
1
1富山大学医学部第三内科
キーワード:
経皮経肝胆囊ドレナージ
,
内視鏡的経乳頭的胆囊ドレナージ
,
超音波内視鏡下胆囊ドレナージ
Keyword:
経皮経肝胆囊ドレナージ
,
内視鏡的経乳頭的胆囊ドレナージ
,
超音波内視鏡下胆囊ドレナージ
pp.1393-1399
発行日 2024年9月20日
Published Date 2024/9/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000003227
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急性胆囊炎の根治的治療は胆囊摘出術であるが,全身状態などにより適応とならない症例もあり,胆囊ドレナージは依然として重要な役割を果たしている.胆囊ドレナージは標準的な方法として広く用いられている経皮的胆囊ドレナージのほか,内視鏡的経乳頭的胆囊ドレナージ(ETGBD),超音波内視鏡下胆囊ドレナージ(EUS-GBD)も行われるようになっている.これらの手技は技術的難易度が高く,十分な準備のもとで行う必要はあるが,ドレナージルートが複数選択できるようになったことで状況に応じてドレナージ法を選択することが可能となっており,各ドレナージ法の特徴と手技について十分理解して最適な選択をすべきである.
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