Japanese
English
臨床報告・1
血液透析中の患者にみられた上腸間膜動脈血栓症による門脈ガス血症が疑われた1例
A case of portal venous gas assumed to be induced by thrombosis of the superior mesenteric artery in a patient with hemodialysis
青竹 利治
1
,
田中 文恵
1
,
藤井 秀則
1
,
廣瀬 由紀
1
,
山本 広幸
1
,
松下 利雄
1
Aotake Toshiharu
1
1福井赤十字病院外科
キーワード:
血液透析
,
上腸間膜動脈血栓症
,
門脈ガス血症
Keyword:
血液透析
,
上腸間膜動脈血栓症
,
門脈ガス血症
pp.1349-1352
発行日 2004年10月20日
Published Date 2004/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100771
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はじめに
門脈ガス血症は腸管の壊死など虚血性腸疾患によることが多く,予後不良とされる1,2).しかし最近では腸管壊死を伴わず保存的加療により軽快した報告も散見される3,4).今回,筆者らは透析中の患者に上腸間膜動脈血栓症による門脈ガスが疑われた1症例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.
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