発行日 2005年10月1日
Published Date 2005/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006036935
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78歳女性.患者は嘔吐および下痢を主訴とした.検査所見では軽度の炎症反応と脱水,代謝性アシドーシスを認め,便潜血反応陽性であった.一方,腹部単純X線では左上腹部に小腸ガス,右腹部に大腸ガスを認め,CTでは肝左様の門脈ガスを認め,上腸間膜動脈末梢には血栓がみられた.以上より,門脈ガス血症と診断し,壊死がみられなったため,保存的治療を行ったところ,症状は軽快した
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