Japanese
English
特集 肛門疾患診断・治療の実際
裂肛の診断・治療の実際
Diagnosis and treatment of anal fissure
高野 正博
1
Takano Masahiro
1
1大腸肛門病センター高野病院
キーワード:
裂肛
,
診断
,
保存療法
,
外来処置
,
手術
Keyword:
裂肛
,
診断
,
保存療法
,
外来処置
,
手術
pp.999-1005
発行日 2004年8月20日
Published Date 2004/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100701
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要旨:裂肛は三大肛門疾患の1つで,若い女性に多い.病態は狭窄型,脱出型,混合型,脆弱型,症候型の5つに分類される.病態をよく見て,どの型に属するか的確に見極める.病悩期間からは急性,亜急性,慢性に分けられ1),それぞれは保存療法,外来処置,手術の3つに対応する.しかし治療のベースとして肛門の衛生,便通の調整が必要である.いずれにせよ,それぞれの患者で病態,病悩期間,症状,訴えを見極め,適切な治療を行うことが治癒率を高める.
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