Japanese
English
臨床経験
褥瘡術後瘻孔の保存的治療―ハイドロゲル材(グラニュゲル(R))の使用経験
Conservative treatment of postoperative fistula in pressure ulcers:The experience of the hydrogel dressing(Granugel(R))
小坂 正明
1
,
中澤 學
1
,
中田 浩善
1
,
草田 朗子
1
,
和田 充弘
1
,
上石 弘
1
Kosaka Masaaki
1
1近畿大学医学部形成外科
キーワード:
褥瘡
,
瘻孔
,
創傷被覆材
,
ハイドロゲル
Keyword:
褥瘡
,
瘻孔
,
創傷被覆材
,
ハイドロゲル
pp.479-483
発行日 2004年4月20日
Published Date 2004/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100605
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はじめに
褥瘡手術後,時として縫合不全,血腫や滲出液の漏出などにより縫合部に瘻孔の発生を見ることがある.いったん術後瘻孔が発生すると皮弁と母床の密着が損なわれ,ポケット状の広い内腔を生じ,治癒までに長い時間を要することがある.人的・経済的負担などの面から速やかに治癒させることが望まれる.
今回,新しい創傷被覆材であるハイドロゲル材(商品名:グラニュゲル(R),コンバテック社製)を褥瘡術後瘻孔の治療に用い良好な結果を得たので報告する.
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