Japanese
English
特集 整形外科手術に活かす! 創傷治療最新ストラテジー
保存的治療と創傷被覆材
Conservative Wound Therapy Using Wound Dressing
安田 浩
1
Hiroshi YASUDA
1
1産業医科大学病院形成外科
1Department of Plastic and Reconstructive Surgery, Hospital of the University of Occupational and Environmental Health
キーワード:
創傷の保存的治療
,
conservative wound therapy
,
創傷被覆材
,
wound dressing
,
外用薬
,
topical therapy
,
創面環境調整
,
wound bed preparation
Keyword:
創傷の保存的治療
,
conservative wound therapy
,
創傷被覆材
,
wound dressing
,
外用薬
,
topical therapy
,
創面環境調整
,
wound bed preparation
pp.1423-1430
発行日 2021年12月25日
Published Date 2021/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202199
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
創傷の治療では外科的療法,保存的治療が挙げられるが,近年保存的治療は陰圧閉鎖療法や新しい外用薬,創傷被覆材が利用可能となって進歩を遂げている.基本的な創傷管理は以前は乾燥・消毒の時代であったが,30年ほど前より適切な湿潤環境を維持することで創傷の治癒が促進されるという考えに大きく転換された.現在ではその考えをもとにさまざまな材料が使用可能となっている.他方,多くの治療法があることで,創傷の状態に合わない治療を選択するとかえって治癒を妨げる結果となる.そのため各種創傷被覆材の特徴を理解した上で創傷の状態を評価し,適切な材料を用いることが早期治癒へ向かうポイントとなる.
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.