Japanese
English
臨床報告・1
十二指腸,横行結腸浸潤を伴った腸間膜原発デスモイド腫瘍の1例
A case of mesenteric desmoid tumor of the small intestine with invasion into the duodenum and transversecolon
曽山 鋼一
1,2
,
白鳥 敏夫
2
,
吉邑 由佳
3
,
竹本 香織
3
,
藤居 隆太
3
,
蒲町 綾子
4
Soyama Koichi
1,2
1大宮中央総合病院外科
2大分市医師会立アルメイダ病院外科
3東京女子医科大学第2外科
4大分市医師会立アルメイダ病院病理部
キーワード:
デスモイド
,
腸間膜
Keyword:
デスモイド
,
腸間膜
pp.535-539
発行日 2006年4月20日
Published Date 2006/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100430
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はじめに
デスモイド腫瘍は腹壁,腹壁外,腹腔内とその発生部位により分類される線維腫症の1種で,腹腔内に発生する腹腔内デスモイドは比較的稀である.
腹腔内デスモイドのなかでも8%を占める腸間膜デスモイドは稀な疾患であり1),術前診断が難しく,腹腔内腫瘤として手術されることが多い2).
今回,われわれは十二指腸,横行結腸に浸潤した小腸間膜原発デスモイド腫瘍の1切除例を経験したので,文献的考察を加え報告する.
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