Japanese
English
特集 最新の手術器械―使いこなすコツを学ぶ
開腹術での自動吻合器
Knack of circular stapler in the open surgery
下地 英明
1
,
西巻 正
1
,
大城 崇司
1
,
狩俣 弘幸
1
,
砂川 宏樹
1
,
松原 洋孝
1
Shimoji Hideaki
1
1琉球大学医学部第一外科
キーワード:
自動吻合器
,
サーキュラーステイプラー
,
PCEEA(R)
,
ILS(R)
Keyword:
自動吻合器
,
サーキュラーステイプラー
,
PCEEA(R)
,
ILS(R)
pp.459-461
発行日 2006年4月20日
Published Date 2006/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100413
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要旨:開腹術での自動吻合器として使用されることの多いPCEEA(R)およびILS(R)のそれぞれの特徴と,これらを使用する際の一般的な注意事項を概説した.PCEEA(R)はアンビルの抜去を容易にするティルトトップアンビル機構が,ILSは吻合のステープル高を調整できるギャップセッティング機構が備わっているのが特徴である.器械吻合に際しては,適切なサイズの器械の選択,吻合部の血流保持,アンビルシャフトへの確実な巾着縫合,吻合部への周囲組織・腸管壁の噛み込みや吻合部の捻れ防止が重要であり,実際の使用に際しては,それぞれの器械の特徴に精通し,使用法を習熟することが肝要である.
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