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特集 自動吻合器・縫合器を使いこなす
自動吻合器を用いた噴門側胃切除術後の空腸間置術
An autosuture technique for jejunal interposition after proximal gastrectom
三富 利夫
1
,
生越 喬二
1
,
宮治 正雄
1
,
岩田 邦裕
1
,
近藤 泰理
1
,
田島 知郎
1
1東海大学医学部第2外科
キーワード:
自動吻合器
,
空腸間置術
,
噴門側胃切除術
Keyword:
自動吻合器
,
空腸間置術
,
噴門側胃切除術
pp.1261-1265
発行日 1994年10月20日
Published Date 1994/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901645
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一般的には,噴門部や胃上部胃癌に対して胃全摘術が行われてきたが,癌患者のQOLが注目されるようになり,臓器温存,縮小手術の方向に外科治療も変化してきた.空腸間置術は食物が十二指腸を通過する生理的な術式であると考えられているが,吻合部完成時の良悪の差異が術後の合併症に反映される術式でもある.特に空腸残胃吻合で,吻合口がいびつになったり,狭くならないように注意することが肝要であり,そのためにも器械吻合器を使用し,できればEEA 28 mmを使用することを勧めたい.以上,われわれが行っている噴門部や胃上部胃癌に対する噴門部胃切除術後の空腸間置術の概要を紹介した.
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