Japanese
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特集 消化管機能温存を考えた外科手術最前線
―<エディトリアル>―消化管機能を念頭においた消化器外科
Function-preserving digestive surgery
桑野 博行
1
Hiroyuki Kuwano
1
1群馬大学大学院医学系研究科病態総合外科学
キーワード:
機能温存手術
,
縮小手術
,
quality of life(QOL)
Keyword:
機能温存手術
,
縮小手術
,
quality of life(QOL)
pp.1491-1493
発行日 2005年12月20日
Published Date 2005/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100292
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要旨:消化器外科手術は,安全性を重視した時代から根治性を重視した拡大郭清の時代を経て,術後のquality of life(QOL)に関係する機能温存を考慮する時代へと移ってきている.切除の対象となる臓器の温存など近年急速に進んでいる縮小手術の動きは,正確な術前診断に基づく個々の症例に応じた適正化手術への歩みとしてとらえることができる.根治性を損なうことなく術後のQOLを最大限に保持でき,かつ侵襲が最小となるような手術方法を個々の患者ごとに的確に選択する,治療法の個別化が重要である.
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