Japanese
English
特集 消化管機能温存を考えた外科手術最前線
〔検査〕
24時間食道・胃pH検査
24-hour pH monitoring of the esophagus and the stomach
本郷 道夫
1
,
相模 泰宏
2
Michio Hongo
1
1東北大学病院総合診療部
2東北大学病院心療内科
キーワード:
食道内pHモニタリング
,
胃内pHモニタリング
,
胃酸分泌
,
胃食道逆流症
,
GERD(gastroesophageal reflux disease)
Keyword:
食道内pHモニタリング
,
胃内pHモニタリング
,
胃酸分泌
,
胃食道逆流症
,
GERD(gastroesophageal reflux disease)
pp.1495-1498
発行日 2005年12月20日
Published Date 2005/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100293
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要旨:上部消化管は生体のなかで最も極端なpH変動を示す部位であり,pH変動に病的な変動が起こることで様々な病態が出現する.最近の技術的進歩は長時間にわたる生体内のpH変動の観察記録を可能とし,様々な病態が明らかにされてきている.最も重要なpH変動は下部食道で認められる.本来は中性の食道に酸性胃内容物が逆流することによって起こる逆流性食道炎ならびに食道炎を伴わない逆流症状,すなわち胃食道逆流症(gastroesophageal reflux disease:GERD)は近年増加の傾向が著しい疾患・病態であり,研究者のみならず多くの臨床家の関心を集める領域でもある.
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