Japanese
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特集 生体肝移植―最新の話題
C型肝硬変に対する肝移植
Liver transplantation for hepatitis C
丸橋 繁
1
,
堂野 恵三
1
,
宮本 敦史
1
,
武田 裕
1
,
永野 浩昭
1
,
梅下 浩司
1
,
門田 守人
1
Shigeru Marubashi
1
1大阪大学大学院医学系研究科外科学講座消化器外科学
キーワード:
肝移植
,
C型肝炎
Keyword:
肝移植
,
C型肝炎
pp.1407-1413
発行日 2005年11月20日
Published Date 2005/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100248
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要旨:C型肝硬変に対する肝移植は,欧米では肝移植の40%を超える主要原因であり,わが国においても成人間生体肝移植が拡まるとともに急速に増加している.しかし,肝移植後の成績はC型肝炎の再発や肝硬変への進行が起こることから,ほかの原因に比べて劣っている.この肝移植後C型肝炎再発に対し,これまでさまざまな取り組みがなされてきたが,現在のところ,残念ながら確実に再発予防あるいは治療する方法はいまだない.本稿では,C型肝炎に対する肝移植における,肝炎再発に対するこれまでの取り組みと,当科での工夫および成績について報告する.
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