Japanese
English
臨床報告・1
超音波ガイドの整復にて待機手術が可能となった男性閉鎖孔ヘルニアの1例
A case of obturator hernia successfully reduced by ultrasonography and electively operated in a male patient
斉藤 典才
1
,
三上 和久
1
,
横山 隆
1
,
原 和人
1
,
大野 健次
2
,
坂本 茂夫
2
Noritoshi Saito
1
1石川勤労者医療協会城北病院外科
2石川勤労者医療協会城北病院内科
キーワード:
閉鎖孔ヘルニア
,
男性
,
徒手整復
Keyword:
閉鎖孔ヘルニア
,
男性
,
徒手整復
pp.797-799
発行日 2005年6月20日
Published Date 2005/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100122
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はじめに
近年,腹部超音波検査や腹部CT検査などの画像診断が進歩し,閉鎖孔ヘルニア(以下,本症)の症例報告が増加しているが,その多くは女性であり男性例は稀である1).また高齢者に多いことや腸閉塞状態で発見され,緊急手術となる場合が多いことなど,生命に危険が及ぶ場合がありうる疾患である.今回,87歳の高齢男性に発生した本症の1例に対し,超音波ガイドでの整復により緊急手術を回避し,待機的に低侵襲な手術を選択し良好な結果を得たので,若干の文献的考察を加え報告する.
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